弁柄を練ったときに動画を撮ったので、
メモとしてYouTubeに置いておいたら、
ちょこちょこ見てる人がいるようなので、
こちらにも貼り付けておきます。
弁柄漆を濾す(動画 5分)
編集も何もしていませんので、
お見苦しい点はご勘弁を。
動画をご覧になって、ちょっとでも
おもしろかった or 参考になった~
と思ったら
👍評価をしていただけると励みになります。
弁柄粉と漆の配合比は1:1です。
30分以上は練りますので、
この動画はおしまいの部分だけですが、
漆を濾して片づけるまでの部分が
珍しいのかもしれませんね。
濾した漆は、磁器の茶碗に入れます。
蓋に使っているのはパラフィン紙です。
製菓材料店や、
画材店(福岡なら山本文房堂赤坂本店)
などで入手できます。
我々は、制作シーズンの始まる初春になると、
蓋紙をいろんな大きさに切ってストックしておきます。
トレーシングペーパーでもOKです。
それから・・・
実は、漆の蓋にもっと良い素材を見つけたのですが、
また今度お話ししますね(^_-)-☆
さて、
こうして練った漆は、できるだけ半年以内に使い切ります。
いくら練っても、
色粉が徐々に沈殿しますので、
時間がたつと乾き色が黒ずんできます。
そろそろ危ないかな?というときは、
茶碗の底からしっかり混ぜてから使います。
チューブに入った漆も同様で、
ときどきひっくり返したりして、
成分が偏らないようにしましょう。
同じ向きでずーっと置きっぱなしにしておくと、
まだ使えるはずの漆が乾かなくなることがあります。
色漆だけでなく、すべての漆に言えることですよ。
先日、生徒さんから
購入して半年も経たない生漆が
乾きにくくなったと相談されました。
お話しを伺ったら、案の定、
ずっと置きっぱなしだったそうです。
そんなときは、
ある程度まとまった量をチューブから出して、
しっかり混ぜれば乾くようになります。
新しい漆(よく乾く漆)を混ぜても良いですね。
以上、ご参考になれば幸いです。