2017年6月30日金曜日

7月7日 新規開講! 金・金・金継の金曜日 

追記 2017.8.20
諸事情により、
現在この講座は中止しております。
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お仕事帰りにちょこっと
姪浜で金継を習いませんか?

毎週金曜日 17:00~20:00
(の中で1時間~)

要項はこちら

講師は、九州産業大学や
朝日カルチャーセンターでも漆芸を
講習しているベテランです。

さらに、箕輪漆行(漆屋さん)と提携。
多種多様な材料も手に取りながら選べます。

「金継」は、破損した陶磁器を
修理する・・・
のみならず、
より美しく再生する!
日本独自のすばらしい文化です。

(由来の違う破片をつないだ呼継)


<金継の歴史>

「金継」とは、
破片を漆で接着したり、
隙間を漆ベースのパテで埋めたりして
修繕する技法です。

そうして作ったベースに、
金・銀・銅・錫などの粉を蒔いたり
色漆を塗ったりして仕上げるのです。

つまり、漆芸分野の一部分なのです。

現在知られている金継のような、
継ぎ目を見せる感覚は、
茶の湯の影響です。

利休の教えを記録した『南方録』には
「漆継(うるしつぎ)」の記述が見え、
初期の織田有楽斎「呼継茶碗」(永青文庫HP)は、
漆だけで継いであります。

次いで、当時最も貴重だった銀粉を用いるようになり、
遅れて金粉を使ったものが登場します。
本阿弥光悦の「雪峰」(畠山記念館HP)
などが有名ですね。

もっと源流をたどれば縄文時代まで
さかのぼることができます。

漆の、接着剤や塗料としての利用は
縄文時代に始まりました。

こちらは、東京の下宅部遺跡から出土した土器。
縄文人は、破損した土器を
漆で修繕していたのです。
漆継ですね!!

かように長い歴史の糸でつながれた金継
ではありますが、
やり方を学べば誰にでもできる技術です。

当教室では、漆芸家が講習します。

技法について、「なぜそうするのか?」
という突っ込んだ所までご指導しますので、
ご自分で技法の応用ができるようになります。

器や持ち主の個性に寄り添った
ユニークな金継もご提案できますよ。

7/7(金)開講です。
皆様のご参加をお待ちしております!
(講習風景)

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追記 2017.8.20
諸事情により、
現在この講座は中止しております。