今回は、天神教室からの一コマです。
表に蒔絵、裏に唐塗を施した櫛の制作です。
「木賊(とくさ)と兎」と、「打ち出の小槌」の意匠です。
木賊は研草とも書き、サンドペーパー(紙やすり)のない時代、
この草を乾燥させたものを、開いて使っていました。
最近だと、観賞用に植えられているのを見かけます。
さて、「木賊と兎」は、夫木(ふぼく)和歌集にある源仲正の歌、
「木賊刈る 薗原山の木の間より みがきいでぬる 秋の夜の月」からきているようです。
源 仲正 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E4%BB%B2%E6%94%BF
木賊は研草とも書き、サンドペーパー(紙やすり)のない時代、
この草を乾燥させたものを、開いて使っていました。
最近だと、観賞用に植えられているのを見かけます。
さて、「木賊と兎」は、夫木(ふぼく)和歌集にある源仲正の歌、
「木賊刈る 薗原山の木の間より みがきいでぬる 秋の夜の月」からきているようです。
源 仲正 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E4%BB%B2%E6%94%BF
木賊は秋の季語、兎は月ということでしょうか。
この歌は、能の「木賊」のなかでも謡われています。
さらに調べると
「萩と兎」 (京漆の図案集 光村推古書院)
「兎と薄(すすき)」 ~赤楽兎文香合 伝 本阿弥光悦
(琳派 出光美術館)
など、秋にまつわる草と兎の意匠はけっこうあるのですね。
勉強になりました。
ところで、櫛の裏はこんなかんじです。
さて、来月の開講日ですが…
来る11月に、工房ぬり松、の作品展があるため、
開講スケジュールを下記のように変更します。
<金曜日:天神教室> ・・・9:30~12:00
10月 3・10・17・24日
11月 21・28日
12月 5・12・19日
11月 21・28日
12月 5・12・19日
<土曜日:姪浜教室>・・・9:30~12:00
10月 11日・25日
11月 お休み
12月 13日
11月 お休み
12月 13日
上記の日時に講習希望の場合は
ご予約をお願いしていますが、
ご希望に沿えない場合がございます。
何卒ご了承ください。