Iさんは現在、螺鈿と平脱にによる作品づくりに挑戦中です。
平脱とは、平文(ひょうもん)とも呼ばれる技法のひとつで、金銀の薄い延板を文様に切り(これを金貝といいます)、これを漆面に貼り付けます。
螺鈿は貝を使いますが、それを金属に置き換えたともいえます。
Iさんの、この八寸干菓子皿は、布着せから下地、塗り、そして螺鈿による加飾と、普段なかなか来れないこともあり、この作品に3年ほどかけています。
これまでの努力に我々も脱帽です。
昨日は、銀の金貝の貼り付けでした。(金貝には毛彫りもされています。)
接着面に塗った漆の硬化のタイミングをはかり、接着しました。
完成までもう一息です。
さて、来月7月の開講日は年以下の通りです。
7月6日(金)、7日(土)
20日(金)、21日(土)
27日(金)、28日(土)
見学の方も随時、受付中です。