2014年1月21日火曜日

2014年 2月の開講日

















大寒というだけあって、寒さが身に沁みます
な~。
福岡では珍しく、雪が降っています。


今ではすっかりおなじみの「雪の結晶」です
が、日本で最初に研究したのは、江戸時代
のお殿様で、下総国(茨城県)古河藩主の
土井利位(どいとしつら)という人だそうです。

 茨城県ホームページに詳しく紹介されて
います。
(古河歴史博物館蔵の「雪華文蒔絵印籠」
の画像も見ることができます)

~以下抜粋~
利位は空から舞い降りる雪に魅せられ、
家老である
蘭学者・鷹見泉石とともに
観察を
続けていました。
 
その観察の仕方とは、雪が降りそうな寒い
夜、
あらかじめ黒い布を外にさらして冷却
しておき、
その布で受け止めた雪を黒い
漆器の中に入れて、
息がかからないように
注意しながら蘭鏡(顕微鏡)で
見る
という方法です。


なんと、漆器がこんなところで活躍していた
とは。

おぉこれは!
と思い、黒塗りの手板を手に外へ。
しかし、これがなかなか難しい。

ぼやぼやしているとすぐ溶けてしまいます。
ショボン(;_:)













雪が溶けないうちに一連の動作をこなすには、
かなりの手際が求められそうです。

二人の男が夜な夜なあらわれ、
息をひそめてキビキビと何かをしている。
鬼平に見張りを付けられそうですね。


そうして20年かけた研究結果が
『雪華図説』『続雪華図説』として出版され
ると、結晶図は人々をもトリコにし、町人
から武士まで幅広い層で雪華模様が流行。
利位は「雪の殿様」と呼ばれたそうです。


静嘉堂文庫に雪華をあしらった印籠を見つ
けました。

はぁ~っ、と、ため息の出る美しさ。
この結晶は、息がかかっても溶けません(^O^)

静嘉堂文庫ホームページ




雪華蒔絵印籠
羊遊骰子銘








さて、2月の開講日です。

<金曜日:天神教室>
2月7・14・21・28日  
    ・・・9:30~12:00

<土曜日:姪浜教室>
2月1・8・15・22日  
    ・・・9:30~12:00
  13:00~16:00
※土曜日の午後は自習です。
  講習希望の方はご予約ください。


では、みなさまお風邪など召されぬよう
あたたかくしてお過ごしください。