2013年6月14日金曜日
書籍入荷☆
先日教室で紹介した書籍に、ご注文をいただきました。
さっそく入荷!
今週末にお手元へお届けします。
『漆の技法』 柴田克哉著
写真がいっぱい☆
やさしい説明で、わかりやすい!
技法書を最初に購入するなら、この本をおすすめします。
漆芸を独学で学びたい人にも最適ですね。
作品をかわかすときや、型を制作するとき、
身近な材料で対応できる裏技も紹介されています。
教室から大学まで、幅広い指導経験をお持ちの柴田克哉先生ならではの著作。
講師の我々も 「な る ほ ど~☆」 と唸るネタ満載です。
この本があれば、教室に行かなくてもできる?!
いえいえ、
そんなことはありませんよ~。
一人孤独に「研ぐ」
・・・なんて、想像しただけで暗すぎます。
みんなでおしゃべりしながら、ワイワイ楽しく作りましょう♪
ただし、お昼ごはん前のグルメネタはほどほどにしましょうね ( ̄▽ ̄;)
『寿晴の実践・変わり塗り』 寿晴著
江戸和竿の塗りの技法書です。
江戸時代に、“ お侍さんの刀のサヤ ” や、“ 印籠 ” を装飾するために、
漆の変わり塗りが発達しました。
石の風合いに見せる、サメの肌に似せる、
などして、お洒落を楽しんだそうです。
それが、江戸中期から作られている
“ 江戸和竿 ” という釣り竿の装飾に引き継がれ、現代に残っています。
たっくさんある中には、水玉模様みたいで、カワイイ♡
ものもあるんですよ!
最近、「ぬり松、漆の教室」では、変わり塗りがブームになっています。
真塗りや蒔絵みたく緊張しなくていい!
素人でも、迫力まんてんの仕上がり!
塗りのとき「ホコリ」が入ってもなんとかなる!
・・・そのあたりが人気の秘密でしょうか?
色漆を塗ったり、
金属や貝の粉を蒔いたり、
その後、研いで
模様を出します。
研ぐほどに景色が変わり、
「ここだ!」
という所でやめる。
止めどきが肝心です。
Jさんの作品が、もうすぐ完成です。
この写真は、途中経過。
現在、研ぎ出し中ですが、
と~っても素敵な作品になりそうなんです。
それを見て、
「次は変わり塗りをやろうかな。」
と、おっしゃる方が続出!
寿晴さんの本を見ながら、どんな仕上げにするか考えると、
夢が広がりますね~。。。