2016年6月10日金曜日

ウルシノキ・・・からの高蒔絵と本堅地の上塗り!



谷深うまこと一人や漆掻  (河東碧梧桐)



「漆掻き」は、仲夏の季語だそうです。
漆掻きのシーズンは、
ウルシノキが一年でもっとも元気な季節です。

漆がよく硬化する季節でもあります。
今日は研究所の漆風呂を湿しませんでした。
さて、
こちらは福岡市植物園にあったウルシノキ




なぜ「あった」と過去形なのか?は、
2013年6月のブログをご覧ください


3年前の今頃は、漆のお花見に行ったんですね~。
その頃に、植物園のウルシノキはヒコバエに変身していました。



懐かしいですね。



今日は金曜日で参加者多数でしたが、
みなさんとても集中されてました。

Yさんは高蒔絵に挑戦!
炭粉上げしたところを下塗りです。



どんな作品になるか?
たのしみです!!



そして、地獄の本堅地で
いよいよ上塗りまで到達されたIさん。

写真がピンボケになってしまいました(;'∀')が、
とっても美しく塗り上げられていました!
(👏 パチパチパチパチ 👏)

本堅地は輪島塗の技法。
工程数が多いかわりに丈夫です。

Iさんは昨年の秋にスタートされたので、
半年以上かかりました。
おつかれさまです!